こんばんは。
浜やんです
本日来院された女性の患者様です。
先月に左腰と臀部(お尻)に痛みが出て、クシャミをしたら激痛が走り動けなくなりなんとか、整形外科を受診したら骨盤の歪みがあるとのことで腰を牽引したそうです。
しかし、その後痛みが酷くなりまた動けなくなりました。
なんとか痛みも少しマシになったが、前屈とか立ち時間が少し長くなると痛みが酷くなる。
と、なんとも可愛そうな方が来院されました。
脊椎診では、腰が左曲がり。
脈診では、心包と脾と腎の虚。
治療は仰向けの治療で、体の捻転・前屈共に最初より楽になったが、前屈がまだ痛むという。
そこで、うつ伏せになり腰と背中へ鍼をした後、「生物力学療法」をしました。
これで、約7〜8割回復しました
「最初からすると全然楽になりました〜」と喜んで頂けました
今日は、お風呂は短めにして、ご主人に協力を得て「太もも踏み」をしてもらうように伝えました。
食事は、甘いものが多いようなので控えるようにと。
病院の診察を受け、骨とか神経に異常がなければ牽引をすることが多いようです。
しかし、これをして気分が悪くなる方や、痛みが悪化する方が多いのも事実です。
なんでも、牽引するというのは感心しません。
縮んでいる筋肉を無理やり伸ばすことになるので、筋肉が余計に負担するからです。
こういう場合は、筋肉の柔軟性をつけることが先決だと考えています。
また、炎症が考えられる場合には、先ず消炎を考えそれから筋肉に柔軟性をつけることが大切だと考えています。
よく聞くのが、交通事故のムチ打ちで、牽引することが多いようです。
ムチ打ちの場合は、追突されているので筋肉の「過伸展」によるものがほとんどです。
この場合は、筋肉が過度の伸ばされているので余計に引っ張るのは危険です。
原因により、治療法も変えなければいけないと思います。