浜やんです
今日は、自律神経について書こうと思います。
まず、自律神経とは?
交感神経と副交感神経の2つの神経をさしていいます。
この神経は、全身の機能を調整しています(恒常性)が、自分の意志とは無関係に働きます。
簡単に説明すると、
交感神経=緊張状態
副交感神経=リラックス状態
を司さどる神経です。
そして、現代の病気とか痛みとかはこの自律神経の乱れによるものです。(福田ー安保理論)
つまり、交感神経が優位に働いているので常に緊張状態が続いているのです。緊張状態が続くと、白血球中の顆粒球(好中球)が増加します。
この顆粒球は、ウィスルなどを退治してくれるのですがその時に、大量の活性酸素も出してしまうのです。活性酸素が多くなると、他の細胞まで傷つけてしまいます。その状態が、常に続いてしまうのですから、体が傷ついてしまいす。
しかも、交感神経優位ですから血管の収縮を起こしていますので、血流も悪くなります。
これが、いわゆる病気や痛みを引き起こしている原因です。
逆に副交感神経が優位になると、同じ白血球中のリンパ球が増加します。
リンパ球は体の免疫を上げてくれる働きをします。
しかも、副交感神経は血管を拡張をしてくれますので血流もよくなります。
病気や痛みの治癒の過程から見ると、このリンパ球が多いほうが回復が早いことになります。
もちろん、リンパ球が多すぎても病気を引き起こします。
ですが、7割〜8割が顆粒球過剰でリンパ球不足のストレス状態(緊張)です。
治療は、この自律神経のバランスを整えることが大切になります。
ストレスは、身体的(働きすぎなど)・精神的・環境的・薬の使用などが挙げられます。
このストレスは、交感神経を優位にさせてしまいます。
私達は、鍼灸師ですから鍼灸を用いた刺激療法を行い自律神経を調整します。
これは、非常に効果的で経過も良好です。
しかし、ストレスは普段の生活を改善することでも大きく変わります。
一度、ご自分の生活を見直して、改善できるところは改善してみてください。