浜やんです
最近は、夏場の疲れからか腰痛患者さんが非常に多いです。
腰痛といっても様々な病態があります。ヘルニア・筋筋膜性・椎間関節障害・脊柱管狭窄・変形性(老化)・坐骨神経痛(梨状筋症候群)などなど。
特に当院に多いのは、筋筋膜性腰痛とヘルニアと坐骨神経痛です。
今回は、腰痛について述べてみたいと思います。先に断っておきますが、これは私の臨床経験から述べるものであります。
ヘルニアはまた今度の機会に述べるとして、筋筋膜性腰痛と坐骨神経痛は胃と腎の悪い方が多いです。もちろん、筋肉疲労からの腰痛・歪みもあります。
ですが、私は鍼灸師として東洋医学的に診断を下す時に「腎と胃が疲れているまた、悪い」方が多いです。この診断に基づいて鍼を施す訳ですから、当然胃と腎に関係するツボを使用します。
西洋医学的にみても、これと一致することが非常に多いと言えます。
簡単に述べますが、例えば腎は背部に近い場所にあります。人体には、内臓体壁反射という反射が起こります。つまり、内臓の不調が背中やお腹に反射して痛みを引き起こすことがあります。
こんな経験は無いでしょうか?胃が痛くて背中まで痛いなど。この反射を考えるならば、東洋医学の診断と一致します。特に、胃は潰瘍が出来た場合にお尻が痛くなります。これは、小野寺臀部点というところに痛みが出ます。つまり、坐骨神経痛の方でお尻が痛いという方は、胃が悪い場合が非常に多く感じます。
そして、実際に鍼灸で胃を整えると症状が消失することが多々あります。
ですから、普段から暴飲暴食をされる方・ストレスを強く受けている方は気をつけておかなければなりませんね。
以上、私腰痛についての1つの見解を述べました。
心当たりのある方は、参考までに。