浜やんです

昨日の昼から、兵庫県の保険鍼灸師会の後期実務講習会に出席してきました

内容は「後期高齢者医療制度について」です。

来年（平成２０年）の４月から導入される制度です（知ってましたか？）

どんなものなのか、書いてみます

在宅医療を推進するため、後期高齢者を総合的に診察する「かかりつけ医」や在宅患者に投薬指導をおこなう薬剤師などを診療報酬の重点配分対象とする考え。です

（案）①外来医療②入院医療③在宅医療④終末期医療

の４段階ごとに重点配分の検討

外来医療では、かかりつけ医が後期高齢者の日常生活の能力や認知機能、意欲などを評価し、その結果を在宅療養や生活指導に活用する。

介護関係者などとも情報共有し、専門的な治療が必要な場合には専門医を紹介する。

こうした活動を行うかかりつけ医を診療報酬上で評価する方向。

また、後期高齢者に多い重複投薬を防ぐことも検討事項として挙げた。

などです。分かりますか？

案としては、凄くいいんじゃないか？と、思うかもしれませんが、結局医療費を削減したいんですね。国としては・・・

しかし、様々な問題があります。（どんなものでも、問題は発生するものですが・・）

まず、

①「かかりつけ医」となると、他の病院への通院は「かかりつけ医」が認めないと出来ない。と、いうことですよね。

つまり、あまり良くならないのに自分の意思で勝手に変えれないということですね。（受診抑制）

②上記には書いていないですが、保険料の増加ですね。

７５歳以上の方全てから保険料の徴収の案があります。

この、保険料は年金から天引きされる。

そして、１年以上保険料を納めない人は保険証の資格の取り消し。

さらに、扶養者を無くし全ての人が保険証を持ち、全ての人が保険料を払う。（これは、老人の１割負担を行うためには・・です）

③医療費の制限

（例）１年間１０万円が限度とした場合。

→もし医療費が１０万円を超えると、超えた分の治療費は実費ということです。

これは、通院だけでなく入院にも適用される。

④他の医療機関への影響

「かかりつけ医」でない病院・鍼灸院・整骨院などへの重圧がきつくなると思えますが・・・

と、まぁこんな感じの方針らしいですよ。

大変な時代に突入しましたね

保険も今は大変厳しくなりました。

これからの問題は山積みですね。

どうなって行くんでしょうか？