Q)背骨が歪むのは何故ですか?
A)
体のどこかに異常が生じると、体表や筋肉に異常が出てきます。
その時の筋肉の状態は初めのうちは部分的な凝りとして表れますが、しだいに身体各部に歪みを作りながら波及していきます。
そのまま生活を続けていると、痛みやシビレ、麻痺、内臓機能の低下などを引き起こします。
では、なぜ凝りが生じるのかということになりますが、大きく2つに分けられます。
一つは、普段の生活や仕事、スポーツなどの姿勢です。
長時間立ちっぱなし、座りっぱなし、前屈み、捻じった姿勢、片方ばかりの腕や足を使うなどが長年続くと筋肉のバランスが崩れます。
そうなると、負担している筋肉は疲労しますので、血液の循環が悪くなり、固く縮んできて凝りを生じます。
もう一つは、内臓の働きです。
人体には内臓-体壁反射という反射があり、内臓の働きが悪くなるとそれに関係する筋肉が固く縮んできます。これも同じく固く縮んだ筋肉は血液の循環が悪い状態ですので凝りが生じます。
筋肉は骨にくっついていますので、固く縮んだ筋肉の方へ引っ張られます。
そうすると歪みが生じてくるわけです。