Q)歪むのは背骨だけですか?
A)
背骨が歪む原因は筋肉の疲労や内臓の働きが低下し、筋肉が縮んでしまい骨が引っ張られるからです。
その歪みは背骨だけに限らず、あらゆる箇所に波及し関節の歪みを引き起こします。
例えば、右首や右背中の筋肉が縮むと頸椎や胸椎が歪みます。
そして、その歪みが、右肩関節→右肘関節→右手関節→右手指関節と波及していきます。
ですので、「肘が痛い」という症状が出た場合、肘関節だけの問題と考えずに、頸椎や胸椎の歪みが無いのかを確認する必要があります。
頸椎や胸椎に歪みがあった場合、それらの歪みを正してやると肘の痛みが消失してきます。
もっというと、頸椎や胸椎が歪んだ原因はどこにあるのか?
つまり、首や背中の筋肉が縮んだ原因はどこにあるのか?ということです。
歪んだ姿勢が原因なのか?
内臓の働きが低下しているのか?
東洋医学ではあらゆる病気や症状を五臓六腑の働きが正常でないと捉えています。
例えば、肝臓の働きが低下していると、右背中の筋肉が縮んできます。
そうなると、頸椎から腰椎は右に引っ張られます。
そして、上に書いたように歪みが波及していきますので、色々な症状が出てくるのです。
ですから、治療としては、肝臓の働きを活性化させるために、肝臓のツボに鍼や灸をすればその筋肉の緊張が取れてきますので、
歪みも整ってきて治っていくのです。